四半世紀前フィードバックはつづく…

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  1. 娘の塗り絵

ときどきぽっと

集中して仕上げる

*アメリカホームステイの振り返りはしつこいほどの長文のため要注意

けれど

自分なりにフィードバックできた

 

 

 

 

四半世紀前を振り返ること

これまでも度々

今から四半世紀前ということは

22歳

citronの明らかな転換期と重なっている

どうにも吐き出したい気分で打ちひしがれそうに駆られているから

今日も続ける

 

 

最大は

ペンシルバニア州ランカスターでの暮らし【2018年10月17日記事より】

しつこいほど

記録し続ける

なにしろ幻のような現実の宝

何を失っても失うことの無い宝

手放した後に必ず残る信頼の宝

 

SNSなど一切無い1994年

無事に初アメリカの地にたどり着いたことだけでも幻のよう

ホームステイ中待ち合わせやバスで街の英語学校に行き帰りできていただけでも幻のよう

雪の中グランマの家をシェアしている若夫婦がなぜか代わりにお迎えに来てくれた不思議も

お気に入りのオレゴンデイリースーパーマーケットの店長夫婦がなぜかcitronに会いに来て

店オリジナルでっかい牛の絵のTシャツ

刺しゅう入りのキャップ

そしてぎゅうっとご夫婦のハグ

この店の雑貨屋さんでいつかわたしはバイトする!と宣言してある

わたしがよっぽどオレゴンデイリーという素晴らしい形態のマーケットが気に入ったことを

グランマが教会仲間として伝えたに違いない

そういうグランマだったから

アメリカに行くことはもうないだろうと

実のところ決意してはいるものの

それでもいつか

「早くグランパに会いたい」と昨年末に亡くなったグランマとグランパが眠るお墓参りには行く

それだけがアメリカに行く理由

この人生で成し遂げる大きなひとつ

 

 

◆思い出すこと◆

beef (牛肉)とpork(豚肉)の脂をマーケットの裏口からもらいに行って

毎日毎日かき混ぜては熟成して手作り石鹸を作った日々

 

グランパ(ホームステイ先のおじいさん享年95歳)と

大きな古時計のあるテレビの部屋で

ロッキンチェアに揺れながらゆっくり笑う時間

ある日 まったりテレビ鑑賞中

グランパとふたり

口をあけっぱなしで驚いた

手紙をその場で送る箱型システム!!!!

テレビのスタジオで実験していた

ひとりが箱に向かって文字を打つ

送る

同時にもうひとつの箱で同じ分を受け取っていた!

「これがあれば、日本とアメリカの手紙交換に時間がかからなくていいな~!」

とは

その時は非現実的で

そのまま

その後もグランパグランマとのやりとりは手紙

2週間かけて届いたと思えば一か月後には返事が来て

嬉しくて

国際電話の朝7時に電話したり

夜11時頃かけてみたり

お互いを遠くに感じながら

不便の中で不便が気にならないほど思い合っている感覚

しあわせってこれ!と思っていた

2010年を過ぎてようやく

グランパグランマの娘さんが間に入ってくれて

ふたりのことや

ランカスターの様子をメールで送ってくれて

例の四半世紀前びっくりした「箱型メールその場受け取りシステム」は

急速にわたしたちを近づけてくれた

ホームステイファミリー(老夫婦)が亡くなった後

SNSでこの家族とは繋がることができている不思議

 

☆パンケーキ サワドー ピーナツバター ブルベリマフィン

EDAM(エダム)チーズのかたまり

グランマの作るサンドウィッチ

専用のチーズカッターでかたまりを削ぎ落として

たっぷりと挟んでくれた

チップスとりんごまるごとも欠かさない

この国に来てまたEDAMチーズのかたまりに再会

1キロ600円くらいで手に入ると

大切に大切に

子どもらの弁当に

チーズを削ぎ落として挟む

ついでにグランマの「チャウチャウ」ソースも見つけて

異国暮らしの弁当作りに活かされている

 

平ぺったいホットケーキも

”I LOVE ホットケーキ!”が通じなくて

パンケイク!

今ではお馴染みとなっている

フライパンのヘリを活かして面長の形

パンケーキの素はサワドー

ホットケーキミックスを使わないことに驚いた

これにはオリジナルレシピをいただいて

しばらく我が家でも

サワドーは元気に発酵して育っていた

 

「ピーナツバターをパンに塗りたくる」しか食べなかった17歳のお孫さん

その後すくすくと大きく育ち

今は音楽大学の先生とか

高校生ミュージカルで

「ハロードリー!」の紳士を演じていたのはかっこよかった

ピーナツバターだけで育つもんなんだなと感心した

日本で買うのは高く感じていたから滅多に買わなかった

外国食材店でお買い得セールになっているのをみつけてすごくラッキー!な時だけの貴重品

今はお手頃価格300円ほど

息子が朝ごはんのお供に塗りたくっている

ついでに「おうちで担担麺」にも使い道が広がっている

 

ブルベリマフィンはもちろん

ぽこぽこさっさとグランマの手作りで

ホームステイからの帰国以来

何度訪れても帰国の時には持たせてくれた

「途中お腹すくから」と

電車で食べて!

飛行機で食べて!

スチュワーデス*の人にも分けて!

(*今ではジェンダーフリーでcabin attendantキャビンアテンダントまたはflight attendantフライトアテンダントなど)

日本のご家族にも!と

持ち込んで 持ち帰って

アメリカの味を日本の家族にもおすそ分けできたこともあった

(もう今では持ち込み不可能と…)

持ち帰り12個ってなかなか道中食べきれない…!

そういう気持ちをしあわせというのか…!と気づいたこともある

 

 

 

四半世紀前に経験できたことが

今では当たり前になっていて

ときのずれ

先に知っている不思議さ

日本にいて後から追いかけている感覚

それでも日本の良さを見直して

帰国した後

言葉に表し難い日本を愛おしく思う気持ちが生まれていること

言葉に出すと

生意気だったり

アメリカかぶれだったり

何かとうっとおしい感覚をもたれる怖さ

自分で勝手に察して

ひとりで楽しむような

脳内の思い出語りでいっぱいだった

 

 

今こうして脳内を記録する場は

ともすると

見ず知らずの人の目にも留まる

読んでくれてありがとうと言いたい

そして

その人の感覚にお任せするしかない状態を作る

 

人は人 自分は自分

よそはよそ うちはうち

 

人と自分とを切り離せない感覚をいったん受け入れてみる

砂場の砂を指でかきむしるみたいに

ゆびで手繰り寄せて

こぶしに握って

指側を上に裏返す

そっとてのひらを広げてみる

さらさら~と流れ落ちる

運命線を占う手のひらのお皿の部分に残ったものが

きっと心に残ればいいのではないかと思う

こぶし分全部を心が引き受けることはできない

手放せば案外少ない

運命線を眺めている間に

もっと手のひらのお皿からこぼれて

運命線が見えてくる

もう片方の手のひらも合わせて

こすり合わせて

何かに祈っているように

砂を払う

 

明日も元気なら

ま いっか

おやすみなさいのときに

ちょっとだけ楽しかったことを思い出して眠れれば いっか

 

 

自分の心だけで楽しんでいればいいことを

文字にするのは

日記以来

40歳までに40冊

中学3年生の多感な時期に始めてから

40歳までにあっというまに達成していた

その40冊は

海を渡るときに全部処分してきた

 

日記は必ず人に見られるものと覚悟していた

それでも自分に向き合う場所は

なにかやりたいことを見つけるよりも大事なこと

なにかあったときに居たい場所

 

 

人それぞれにある「見えない個室」を訪れるとき

その人の今を想像して

優しくノックしてみて

立ちどまる

 

25年前の

「遠くて不便なしあわせ」

フィードバックするなら

「近くて便利な不しあわせじゃいけないんだ」

ということ

相手のことと自分のことを大事に思って想像する

ということは変わらない

 

by citron