
妹と旅で訪れたとある街のカフェ
【仕事:後半】
いよいよ
キッチン内へ潜入
前回の記事【仕事:前半】から引き続き
キッチンハンドの職場体験
人手不足で困ったシェフのお手伝い要員
今回この機会をもたらしてくれたのは
レッドクロスのマネージャーとそこのボランティア仲間カーク(本業シェフ)
カークの調理学校時代の友人のローカル【ジャパレス(日本食)とか~国系ではない現地の食事を提供する】カフェ
わたしを推した
笑える
そりゃそう
この一年主婦経験を積んだ主婦citronの年度末「手際よくできるか?台所まとめテスト」か
驚きの展開へ
さぁ始まった
いきなりキッチンに踏み込んだその一歩めから
「トマト半分に切って味付けよろしく」
中国出身シェフふたりから次々に
味付け…!何味?
塩
コショウ
パセリのみじん切り
シェフ気取りでぱらり~んと
はい出来上がり~
「サンドウィッチ用のパンを切って」
あら いろんな種類のパン
サンドウィッチ好きにはたまらないわっ
パンのカットなら任せて!
はい出来上がり~
次々と
野菜をチョップ[chop:いろんな形に切る]
ケーキをディスプレイ(陳列)用に切り分ける
カレー味に焼いたチキンの皮をめくり取って切り分けて保存
なにしろ家庭のウン十倍の量の食材に面喰う
この間 食洗機に洗っては次の食洗機のケースに並べ
青いボタンを押して洗い上げる…のを待たない!
ホール(お客さんの席のある所)からランナー(ウェイター)が積み重ねていく皿のかたまりを洗っているうちに
食洗機は洗い終わり
次の食洗機のケースに入れ替える
接客担当のスタッフが食材を皿に盛りつけるから
なるべく蒸気を飛ばして
カトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン)をケースに移して
なるべく種類に分けて渡す
時々シェフたちの使うまな板・包丁・ふきんを洗ったり取り替えたりしてみる
そして
この日仕事5回目のこの国育ちの大学生青年と力を合わせて仕事をこなす
背の高いジョスくん
流し台はジョスには低く
腰を常にトントン叩いていた
アレルギーにやられているそうで
鼻をかむのも大変そうだ
かぼちゃが大きすぎて
ジョス!たのむっ
さすが
ガスンと切り口を開けてくれた
そこからは主婦citron(わたし)が出番
かぼちゃスープになるらしく
シェフの示すサイズに切って2Lの容器にかぼちゃの角切りが溢れるほど
ジョスのおかげで
合間合間にリフレッシュタイムを学んだ
フィッシュ&チップスのチップス(フライドポテト)を揚げすぎたらしい
味見皿!?に盛る
切り分けたカレー味チキン
なぜかまたキッチンハンドの味見皿!?に取り分けてある
「citron~食べよう!」ぱくっ
焼きたてのマフィン型崩れ発見
「citron~半分こだ!」ぱくっ
タイミングよく
日本人のバリスタ【コーヒーを淹れたりミルクの泡で模様を描くプロ】さん
カフェラテを淹れてくれた
キッチンの仕事の合間に
姿が見えていたんだ
とてもすらりとした動き
品が良くてね
それなのに!
キッチンに来ると
なんとやわらかいおしゃべり
とても聡明な女性
citron観察
大したことない
けれど大概
初めましてで感じ取った印象は外れなくて
その後いろいろな面のさらけ出しはお互い様
それで
終わる人
終わらない人
初めに知り合った時に
もっとよく知りたいな
とか
この人の知らないところいっぱいあるわ
自分と違うところが面白そうだと思うんだ
知らない部分があるままでも
それはそれでいい
いつも一緒に居なくても
お互い違う友達との友好を深めて
ただ なにか
信頼できる
で
このバリスタさんには
心の温かさとしなやかさに救われた
仕事の終わりの日
とても心強かったんだ
ありがとう
ゴミ出しもね
あっという間に昼のピークを過ぎて3時頃
ゴミ出しをするショッッピングモールの裏側を垣間見るチャンスにワクワクした
ジョスが重いゴミをヒョイとカートに乗せて5袋
使用済みのコーヒー豆袋
段ボール箱の山
一気に積んで
ごみ置き場まで放浪の旅
裏側にも働く人がいて
誇りを持って働く姿が
その人を誇り高く感じさせてくれる
華やかな場所の裏側を支える仕事と人々
わたし自身仕事の中で案外表に立つ場面が多かったことに改めて気付いた
大勢の前で話をしたり
自分の身につけた分野を素になって素のままで伝えようとしたり
本当は裏方として
表にいる人々を輝かせたり
表に立つ本人が自信を持って進めるようわたしは裏方となって送り出したりすることのほうが自分に合っていると
まだ可愛かったはずの!?小学生citron時代の学芸会準備の頃から気づいていた
人の世話ばっかりしてね
黒子の役(一例:舞台の端から端を走るなど)から
道具の管理(一例:それぞれの役の子が持つ道具を次々渡していくなど)から
担任の先生が何かとさせてくれたんだ
(こずえさん:【過去記事あります】小学1年生からの担任の先生で今は茶飲みお友だち!?)
今回キッチンハンドという仕事で経験できた
わたしの切ったセロリとにんじんのピラフ
わたしの揚げたフィッシュ&チップス
わたしの洗った皿でおもてなし
シェフの手でプロの商品になって
ランナー(お客さんに料理を運ぶウェイター)の笑顔で
お客さんは「いただきます」の気持ちになって
食事を口に運ぶ
“Never forget ‘Make money’ ”
「(目の前の動作一つ一つが)お金を作り出している」忘れないで」
レッドクロスのマネージャーから
肝に銘じて職務に当たってごらんと言われた言葉
「お金を生み出しているんだ…」
果樹園の仕事には決して無かった
寧ろ真逆の日々の中
様々な国の習慣常識を持つ人が集まっていて
阿吽の呼吸も難しい
案外そのために会話が生まれる
あえて質問する
あえて確認する
あえて「ありがとう!」と言い合う
とてもシンプルで
「空気を読む」などではなく
互いに知るための会話を面倒がらずに行う
そこに交じる雑談とジョークと本音トーク
よく聞こえるのは中国語の大笑い
シェフたち元気だ
忙しい
けど
勘繰る必要もない
citronのための意味調べ
【勘繰る(かんぐる):勝手な想像をめぐらして、相手が良くないことをしたり言ったりしたかのように疑う。】
(そこまでわかんないっ!)
わたしはこういう環境がわりと好きだ
まるで職場体験を終えたcitron
帰り道のバス
(あれいかんかったな…)
自分の失敗を反省することはする
けれど
帰宅した後もやるべき持ち帰るものが何もないよ!
キッチンの余りもの?じゃなくて
教材準備
予習
点検添削
其の一日をやり終えた感じでいっぱいの帰り道
こんな気楽なもんじゃないだろうけど
この経験
ありがとう
by citron