華のある”Aura”ちゃん いつかその華、実を結ぶ 裏しとろんあらわ【新任と呼ばれた編】

カテゴリー 2000&2001の実り, 過去 citron

出国直前の贈り物

これ

もらったんだ

人の心に寄り添える

華結ぶ人

She has an attractive aura.

その名の通り

「華ある人」

この製氷器も

citron決してお酒好きではないんだけれど

ビールで乾杯!より

許される場でなら日本酒から乾杯のcitron

しかも

檜の薫る枡に表面張力限界まで入った辛い日本酒を頼んでくれるならなお最高

そうそうない機会

我が家で最高の演出を手伝ってくれている

ジュースでね

ありがとう

大人の気持ちがわかる

けれど純なAuraちゃん

 

✿ ✿ ✿ ✿ ✿

 

この製氷器をくれたAuraちゃん

救われたこと数多し

citronピンチの時には

「はいどうぞ」と

しゃらんと

手を差しのべて

結果

あれよあれよと

なんとかなる

「こうすればよくないっ?」

あ そっか・・・!

クラスみんなにお守り作ろう

なんとも着実な実行力

当日みんなが握り締め

どれだけ思いつながりあう瞬間を実感させてもらったか

そんな果実に囲まれていたことはとっくに自覚していた

まだまだいる

まだまだそのエピソードなら絶え間なくある

肝っ玉の据わった果実女子たち

だから全果実をここに書き記すまでこのブログは続くんじゃないか?とも

 

 

「お母さんには(心配かけたくないから)内緒」の悩みだってある

その件はその状況だったから

本当に内緒にした

その夜

別の用件でお母様がたまたま来校されたんだけども

別の件で話が終わった

必ず自分の口で言えると分かっていた

その信頼関係の下

お母様はAuraちゃんを信じていることも聴いていた

そしてもしかすると自分の中で葛藤するうちに

「こうすればよくない?」

自分で見つけて自分を復活させられると思った

あれから

さらに逞しくなったかな?

ちゃんと脆さを見せられる人たちを見つけているかな

この先も多くの

躊躇いに

悩みに

迷いに

辛さに

出くわすに違いない

Auraちゃんには脆さもある

これは良いこと

あの頃は脆さが良いことなんて思えるわけないからcitronだってそう…だから言えなかったけど

脆さはあっていいんだと分かっている

二十歳を迎える年頃

わかっていても良いと思うんだ

脆さの開放

さてその脆さをどう

ざばっざばっとさばくかな

さばいた魚を存分に

分け合って

いただいて

味わうように

もろさに気づいて

聴いてもらえる人と分け合って

自分と向き合って

栄養にしていくのかな

華あるAuraちゃんの華

栄養たっぷりに

ふくふくと育っていきますように

 

どうやら人を温かい気持ちで思う心は相変わらずだとわかったんだ

「成人の日をお楽しみに」と

やさしいメッセージをくれたから

 

あのころ

体の故障で思うように運動ができなかった日々があって

心の中でも杖を探していた気配だった

表に見える支えはいくつもあった

大好きな音楽

おしゃれ上手

家族の愛情

周りのともだち

ちゃんと自分の将来の姿を想像していた

小さな子どもへの惜しみない愛情表現も

きっとさまざまな瞬間に活かされる

したいことやりたいことかなわないかもしれないけど望むこと全部

この人生でつながっていくことを感じられる日まで

なが~いなが~い日々も

案外すぐに感じられても

まだまだこの先

世界のどこかでまた会おう

 

 

citronに注ぐお酒は

日本酒で乾杯!よろしくね

by citron

 

 

 

 

◆ ◆ 裏しとろん ◆ ◆

26歳新任時代

縁もゆかりも無い

酒蔵の町に配属されたものだから

それはもう嬉しくて

初任者研修無事終了のお祝いに

その土地の有名な期間限定でしか手に入らない

幻の酒を贈呈された

それはその日のおつかれさん会で

全部先輩方に飲み干され

一言

「から」(からっぽの意だそうで…)と

書き直されたカラのビンを持ち帰らされた・・・

 

しっちゃかめっちゃかやっては落ち込んで

慰められて

けっ散らかされて

先輩の研究発表の事前検討会では

わたしに意見を求めるもんだから

「この活動に子どもの姿が見えませんっ!」

なんてバカ正直に言うものだから

「おまえは人間くさいんじゃ」と

決してほめられたのではない

先輩に物申すときは気をつけよと

それ以来気をつけてはいたけれど

子どもの姿のない活動はどんな授業もつまらない

子どもの変化に学ばない化石化先生になっちゃ教えられない

ぶきっちょだな

もっとうまく言えばいいのに・・・

けれど

やはりさまざまを味わって3年間

育っていけたのも

あの町のおかげか…

なんて

今ならそう思える

 

当時はもう

鹿が背後に現れる足音にビビッては

夜中の静まる職員室で全学年分の試験問題を印刷し終えて

頑丈なロックを終えて帰宅して

物足りなくて

そこから2時間かけて

街まで車を走らせて

レイトショーの映画を観て

翌朝を迎えた

 

あの町の人たちもあったかくて

ざばざばしていたけれど

見ず知らずの土地から降って沸いた「新任さん」

見放さないでいてくれて

町をマウンテンバイクで走れば

声をかけてくれて

そこからしゃべり倒される・・・

選挙に投票に行けば

誰に投票した?とはさすがに聴かれない

が とっぷりと語られる・・・

無人野菜売り場のおばあちゃんに

お野菜をリクエストしておいて

また買いに行く

ハロウィンなんてまだ日本の行事にもなっていない時代だったから

山間で牛を飼うお宅に突然お邪魔して

牛のえさ用のでっかいかぼちゃを譲り受けて

翌日の授業で子どもたちは見たこともない

ジャコランタンを彫る

部活帰りの夕方には

学校の通路に並べて

ろうそくに火をつけて

さようならと見送る

幻想的な景色の広がる

山間の小さな学校だった

 

郵便受けに夜ご飯のお弁当を置いておくねと

職場に電話がはいった相手はご近所さん

あったかい豪華な炊き込みご飯弁当があったこともある

 

あのころ良くしてもらったことは

もう計り知れないほど

なのに

絶つ鳥跡を濁さずばかりを考えて

すぱっと新任時代を切り離して

地元に戻ることになった

今ならいっぱいあふれる

望郷と感謝の気持ち

 

もうちょっと

書き残しておこうかな

七夕飾りを任されて

ん?校長先生と話が盛り上がって急遽実行しちゃっただった?

あとで「ちゃんと会議に通しなさい」とご注意があった

近所の人が笹が余るほどあると持ってきてくださった

さまざまがタイミングよく重なって

そして決行した

大きな笹を飾った七夕の日

「ともだちが会いにきてくれますように」と書いたら

本当に現れた

いつまでも

語り継ぐ

たわいもない幸せもあったから

そういうことばかりでもなかったから

 

by 裏citron