
四半世紀前?
もっと前?
妹からの手作りプレゼント
くま3体
くまのキャラクターが愛くるしくてたまらない人もいれば
クマ出没注意‼の危険をはらむ猛獣と恐れをなす人もいる
過去のわたしは
くまのオリジナルキャラクターを描いたり
くまさんグッズを集めたりもする
「普通の女子」を作っていた
それはそれで
楽しくて夢中で
これがわたし
そうやって
その時代の中心にいるように生きていた気がする
だんだんと
他人の目に映る自分
自分の行動が他人にどう映るか
縛られていた時期
年を重ねて振り返るごとに
少々恥ずかしい
高校時代
体育の先生に
「個性っちゃあなんだぁ?」と問われて
思いもしない発言をしてしまった自分を悔いている
「靴下の色とか?」
先生の呆れ顔
わたし自身の(しまった…)感
なぜなら
そこを個性とは思ってもいなかったから
ただ何かに影響されて
かつ粋がってしまった…の(しまった)感
自分自身の個性など
他人に説明するものでは無いと思っていた
そして
心の中にある自分なりの哲学を言語化できなかった悔しさ
ただただ同時に
なにかそれでも他の人とは違う自分をもっと大事に
表に出したいと心に蓄えていた感覚も覚えている
あぁあ…
また出くわした
「心の内の言語化」
学びたいもの
それが獲得できたらどうしたいんだ?
「心の内の言語化」は人のために使いたい
じわじわと思い出すのは
実はこの「靴下の色とか?」発言のとき
朝から心がぞわぞわしていた
今まで大人しい感じだった
真っ赤な靴下を履いてきたクラスの女子
わたしのセンスからはとても履かない色
どうしても着たかったこの学校のこのセーラー服に赤色を合わせたいとは思いもしないわたしだったからだ
けれどその女子
赤い靴下と赤いヘアリボン
とても主張したがっているように感じて
その様相に反応してしまったんだ
これがこの女子の個性の表現方法なのかな…
その悶々とした自問自答の最中に
あの体育の先生からの的を射ぬかれたような質問
わたしのことじゃなく
わたしが勝手に彼女を想像してそれに照準を合わせて
「靴下の色とか?」発言したわたし
プラス
先生の呆れ顔
自分なりの哲学を発する機会を咄嗟のうちに逃した…
セットで浮かんでは消えて
頭を振る
記憶を振り落す
いつしかその場面の自分のことは許せているけども
良い教訓
その子の本当のことは聞けていない
わたしの偏見だったのかもしれない
一水四見(いっすいしけん)
人間にとって飲み物の水
魚にとっては生きる場所
炭治郎さんにとっては呼吸の型
同じ水でも見る立場や心の持ちようによって違うように見える価値観
同じじゃなくてもいい
分かろうとしていたい
分かってもらえるのは嬉しいと思うんだ
by citron