無常を観じてはじまる菩提心もささやかなことでいい もうゼロじゃないことに気づいたから

カテゴリー haha! 母citron, 今 citron, 未完 citron

新月の夜に

満月のような

かぼちゃプリンが焼けた

何てことないんだな

そう

恐れていた「オーブンを使うこと」【昨日の記事にて】

この国に上陸してから1年を越えて

ようやく

恐る恐るオーブンを開けた

なんだかそういう気持ちになったんだ

開けるのを避けていた扉を

開けてみよっかってね

昨日の早朝から

「肩の力を抜いて~」

そんなメッセージがどうやら届いていたような気がするんだ

入居以来開けたことのないオーブンから

日本の友から家族から

たまたま目についた地元新聞の記事から

肩を撫で下ろされるような合図がビーム光線のように

わたしの肩にすりすりと

温かな手で

柔らかな光線が

は~いっと

まさに今

緊張感

危機感

高まる中で

そうしたらいいんだと言う

肩の力抜きメッセージ

月曜日の今朝も

ぽんと届いたボランティア先のボスジェニさんからのメッセージ

「ハイcitron! あなたが元気ならハッピーよ わたしはどうやら風邪ひいた…」

ジェニさんも休息が必要なほどの大変さを抱えている

商品の仕分け作業の合間には

よく仕事での苦悩や早くリタイヤ(退職)したいことを雑談のように話す

それに加えてわたしの意見を聞いてくれるんだ

だからなおさら今日みたいな日にこそ助けられたらと思うけど

今日はわたしも家で静養すると決めていたんだ

どうかゆったりしてねの合図に従って

ジェニさんもゆったりね

 

続けてボランティア仲間で互いに良き相談相手マリからのメッセージ

これもまた

自身のビザの状況も不確かな中

「不確かだからこそちょっとパートナーと出かけてくるね」と

その発想

わたしに届けてくれたんだ

おまけにカトリック教徒

お祈りの言葉とともに

宗教関係なく

わたしは受け取る

I will pray for your husband and your family…God is with us, he will not leave us nor forsake us…

ありがとね

今どうなの?わたしの無常観

お借りしました

諸行無常【しょぎょうむじょう:この世の諸々の物や事柄は、絶え間なく変化し続けている】

impermanence【インパーマネンス:儚さ(はかなさ)永遠ではないこと】

「すべての物事は絶え間なく変わり続ける」から

Everything is constantly changing.

 

墨にえがかれる文字はどっしりと伝わる

日本の書の世界

とても良い

この流れのある文字【無常―Wikipedia】

今現在citronの無常観

そうなんだ

なにかふっと気が抜けてしまって

はっとした時には

何かが始まっている感覚

心の中の自分の一部の「死と再生」

この1年間で確実に

昨年とは違うことに踏み込んでいる

もう落ち着いていいようなものなのに

いまだ落ち着けない日々も

本当にタイミングよく何も知らずとも

日本から「元気か~い?」と声がする

この国にいて得たものや出会った人たちが

「ほらよっと」

引きずっていた肩紐を持ち上げて直してくれるような

それを素直に

あらま ありがとね

って気を楽にして感謝を示せる

そして振り向いてもその人は

あったりまえ~の柔らかい笑顔で

何食わぬ顔で

あったかく

お安い御用~

人と人との間にそんなリズムが生まれるように感じることがある

あったかいやりとりにありがとう

諸行無常

「日本的で悲観的に捉えられる」と言われていても

citronにはそう映らないまま違和感のまま

諸行無常の響きあり

思春期の頃

どうしても「始まりの朝日」のイメージとともにこの言葉は浮かび上がってきて

中学生時代のテストでは先生のお言いつけの通り

(そうは思ってもこれが答え…)

というふうに

テストの正解のために回答していたものを

ほどきなおして心のまんま持つことにしているから

今は気が楽になった

息子が2歳になる前は

半年だけカナダのトロントに暮らしていて

公園を歩きながら

「ぎおんしょ~じゃのかねのこえ しょぎょ~むっじょ~の ひ~び~き~あ~り~」

とふたり歌うように唱えていた

明るい気持ち 夜明けの気持ちで

さあ始まるよっていう気持ちが湧いてきたときに

息子の頭に浮かんだらいいなと思ったり

日本を離れた時こそ日本の言葉で自分を励ます

そんなことを願ったりして

懐かしい

違和感はもう無いよ

無常にはやっぱり続きがあるんだ

無常を観ずるは菩提心の一(はじまり)なり

観ずる【かんずる:見つめる】

菩提心【ぼだいしん:本当の幸せを求めようとする心】

一なり【はじまりなり:何も無いゼロから始まったものを一旦戻ってはじめからやり直す けれどもうその際は何もない状態のゼロじゃないことにも気づくはず!】

無常を見つめて目をそらさないでありのまま

みじめなときはみじめだな~自分

情けないときは情けないな~自分

嫌な気持ちはイヤだな~と自分の気持ちを見つめて

ちゃんと(今そうなんだ自分)と知ることで

また一から

それとももう違う新たな道が見えてくるよ

citron哲学(わたしの勝手な考えのこと)に重なる

だから全然悲観的ではないと思うんだ

もうゼロじゃないということ

立ち返ることができるんだということ

だからこそ今やること

今ここに居てやれることをやっていこうという思いを込めて子らに言う

今の自分のうちに

自分なりにやりたいことがやり切れないと

次の命がもしいつもぎゃ~ぎゃ~いって嫌っている虫に生まれ変わったら

そのやりたいことは

虫の存在・体・感じ方ではきっとできないから

今の自分のうちにやっておくんだよ

虫になったら虫の役割を果たしたら速やかに何も感じず命を終えることになるからね~

退治しようとしているその虫も

もしかしてやり残したことをやりに来たのかもよ

「今〇〇〇をがんばっています」

「今(まだできていなくても)これができるようになりました」

虫に報告しておかないと

虫の世界に呼ばれるよ~♪

まるで子供騙し

い~や

小中学生に通じるわけもないなっ

こんな脅し?!

こんなことを聞かされながら

我が子どもらは育っていくんだな

しょうがない

これがあなたたちのおかあさん

わたしこそもがいてる

けれどもうゼロじゃない

踏み込んだ足が一歩一歩彷徨いながらも誰かと繋がっているし

使うもんかと思っていたオーブンをえいやっと開いてみたらでかぼちゃプリンが大成功した

しかも今まで作った中で一番いいかたさに仕上がったんだ

今までやってきたことを見放そうとしているのは自分だな

citronの菩提心

ささやかなんだよ

うまく声にならないだけ

ひゃっ

 

by citron