『アメリカンホームファミリー』から始まったペンシルバニアのホームステイ
古き良きアメリカの暮らしを大事に生きるおじいさんおばあさんのいる家庭希望
そう希望用紙に書き込んでホームステイの家が決まった
インターネットなどない時代
どんな地域かも世界地図だけじゃ分からない
『目撃者』の映画で一生懸命風景や暮らしぶりを垣間見た程度で
初めての飛行機
初めての一人旅
初めての海外
地方に向かう小さな飛行機は大雪で着陸できずに
シラキュースという地域の上空をぐるぐるして3時間到着遅れした末に
小さな空港に降り立った
タラップから出ると
「シトロン?」
ビッグスマイルのおばあちゃま
後ろの方に微笑むおじいちゃま
いきなりのハグから始まって
グランマとグランパの暮らしの中に導かれた
2019年12月9日 永遠の眠りは私たちの胸の中だけ
きっとじっとしていない
これでようやくグランマは
グランパのもとへと
あのおっきなお尻をふりふりと
忙しそうに楽しそうに
一目散に向かったに違いない
持ち物はなにも要らない
グランパがそこに居れば
グランマのしたいことは全部整っているはずだ
グランパのそばで
おしゃべり
キルティング
ダッチカントリー料理
音楽
教会のお話の準備
野菜の育ち具合
孫たちの活躍を聴く電話をしながら長~いコードぎりぎりまで動いて別のことをして長話
もう離れることなく
忙しくしないで
そばに居続けられる
ほっとした
やっとふたりがまた揃った
それがいちばんだと
判っていて
グランパにまだまだつたえなくちゃいけない孫たちの事
記憶がはっきりしたまま
自分の足で歩いて
眼で見て
蓄えて
グランパのもとへ急ぎ足
12月27日のお別れの会が行われるというのに
わたしはまたいけないんだ
大事な日
覚悟をしていた日でさえ
用意できない
向かうことができないと諦めている
グランパの時も自分の事で精いっぱいだった
情けないんだ
今ここで生きていることが
わたしが自分で心から楽しめていれば
それが
恩返し
勝手な思い
今は
こういう自分が好きという日々なら
喜んでくれる
そう信じて
グランパ グランマと出会って25年
いつも祈ってくれていた支えをこれからの人生に散りばめていく
ありがとう
by citron