海と空の合間
限りなく水面沿いに
何が見えるかを見てくることができるのは
そのパイロットだけ
汗と涙を吹き飛ばすワイパーもない
進む気持ちと左右の膝
Japan International Birdman Rally
人力飛行機の対空距離および飛行時間を競う競技大会
『鳥人間コンテスト選手権大会』はわたしにとって毎年夏の楽しみの番組だった。
特に各チームの舞台裏をドキュメンタリーにした特集などは食い入るように、バスタオルを準備して見入ったのだ。
今年は、なんとある果実(かつての生徒さん)から。
自身がパイロットに。
「自分たちの代が終わりました」という知らせが届いて、わたしは涙ワイパーが崩壊するほど感動した。
わたしが50歳になるのをどういうわけか心配してくれる人でもある。
・・・
『コロナ禍にあって思うように動けない時期がありました。
長い時間・時期をかけて自分たちが作った機体を自分たちで整えて…。
飛行試験は思うようにいかなかったんですが、浮上試験では綺麗に離着陸できて、浮いた感覚も味わうことができて、これだけ限られた人にしかできないことができて自分は幸せものだなと思いました。』
そこには試験の様子を写した貴重な動画と、青空に向かう機体と、本人の鍛えた膝が颯爽と歩みを進める写真。リクエストしたら見せてもらうことができたんだ。
「あの頃(中学生時代)育った期間のいろんな出会いに今の自分があります」という自分のフィードバックが書かれていた。この作業で、自分自身の存在「今いるところ、今の自分」に気づけたかもしれないな。
以下メール文にほんと感謝。
少々形を変えて、原文の表現のままに。
【今の自分に繋がっているもの】
・英語の楽しさ・良さ
現在英語によるプレゼンテーション力の習得中だとか。
<citronの見解:当時この学年のみなさん丸ごと、英語というツールを面白がって触れて使ってくれていたから。そういう環境を作り合える集団だから、機会を逃さずに英語に向かうことができると分析していた。>
・英語で人が変われる
<citronの見解:英語で人格が変わることを楽しめる雰囲気を作ってくれる集団だったから。英語劇や英語まつり(仮名)英語の自分、日本語の自分を味わえる機会が数多く提供できて、想像以上の展開を見させてもらった。>
・恥ずかしさをすっ飛ばしてくれました←自分の殻を破るきっかけになれたと思います
<citronの見解:恥ずかしがるのを見てる方が恥ずかしい、をわたし自身が肝に銘じていた。授業で勝負!だったから。まずわたしが恥ずかしさをすっ飛ばす必要があったから、曝け出すしかなかった自分がいました…。そして、この集団は全員で英語劇など見事な出来栄え披露済み。殻破りどころじゃない成長。>
・悔しい時とか、悲しい時に泣いていいんだよと教えてくれました(たぶん)←citronTが涙もろかったのもあります
<citronの見解:何も反論できない…。しかし、いろんな事件出来事に直面するたび、先輩先生方に「citron、人間臭い」と言われようが向き合ってきたことは本当。「不器用だ」とも。それじゃいかんかな・・・。それがわたしでもあった。>
・「怪獣のバラード」の歌の時のみんなで全力でとことん取り組む!っていうことも一緒に学んで育ちました←これ今でも自分の中に根づいて生かされてます
<citronの見解:子どもの、とくに中学生の何とも言えない活力を目の前にすると、素晴らしいエネルギーが放出されて直撃アタックの勢いでその一体感が渦巻く。そばで見ていて圧巻。こんな思いはその場にいなければ感じられない。伝えにくい、素晴らしきもの。担任のしあわせ時間。>
無断転載ごめんなさいね。
けれども、このメールのお蔭でわたしの老化防止に、効果絶大…!だな。
わたしの正直な奢りも、わたしの大切にしたい誇りもどっちもわたしの人生にあったんだということを記しておくんだ。
こういう場面で、こういう感じ方をするのは、この果実(生徒さん)自身の成長の証になる。
自分で自分を振り返って、実はその頃の自分がいい種まきをしてきたから、つぼみや花が咲く今の自分に気づけたんだ。そう思っている。
自因自果じいんじか
(仏のことば)
そして、肝心なのは、こういう同じ場面で、違う感じ方を受けて、違う成長をする果実もいるということが大事なんだ。
あの時のたくさんの異なる感情を思い出すんだ。
「どうして?」
数々あっただろう出し切れない言葉、浮かない表情。
英語で人が変わるなんて、ないし。
どうして恥ずかしいことすっ飛ばす必要あるの?
悔しい、悲しい、どうでもいいし。
「怪獣のバラード」歌うのにどうして身体を揺らさないといかんの?
限りなくあるだろう、声、思い。
一つ一つ全てには答えていなかっただろうな、わたし。
そういう大事な、つぶしちゃいけない、誰の心にも膨れ上がる「愛しのこぶ(これまたかわいいんだよな)」が、子ども同士の力だけで癒されて元の気持ちが戻ってくるそしてちょっとした心の変化で(やってみるか・・・!)になっていく途中。
ここを診ている(大人の余計な言葉を挟まない・余計な先回りで丸め込まない堪えどころ)のが醍醐味。
そううまくはいかない日々も多々。
大事な時間をいっしょに過ごしてくれたことが嬉しいんだ。
ありがとう。
50歳になるまでcitronのお姿写真は非公開なっ。
まだまだ、ずぶずぶと長い旅の途中。
どうか、毎日の命、豊かな気持ちで過ごしていてほしい♪
by citron
☆好き勝手書かせてくれて、ありがとう。
☆本人の意図、配慮もあって書かないようにしている人もいるけど、伝えてくれてありがとう。胸の内に大事にしてある。

今晩の夕日
反対の東の空には二重の虹