八重桜かな
夏日のような午前中
午前中に動けば、あとは自由時間。
夏休みの日課もそんなふうだった子ども時代。
暑い昼下がりは、まるでナメクジか溶ける物体のわたし。
午後の無音状態にセミの鳴き声が介入してきて、夕方のヒグラシに心が戻ってくる。
存分に日本の昭和の夏を駆け抜けた一人である。
この国でも朝早く活動する人が多い。
カフェも早朝7時頃から開いていて、昼過ぎの3時頃で閉まっているような個人店舗もある。
コンビニは今のところなぞのLAWS◇Nが日本のコンビニのように開いているようだ。その一軒しか見かけない。
サークルKも見かけた。夜9時には閉まっている。
休日の用事は、娘の友だちの誕生日プレゼント探しだ。
3か月ぶりの外出と店舗への立ち寄りは新鮮。

娘はもうネックレスをプレゼントしようと決めていた。
じっくり選んで会計をした。
日ごろの家庭内労働(家の手伝い一仕事2ドル)で蓄えた賃金を世の中に回す瞬間を味わう。
久しぶりに商品を買う喜び。
わたしもその感覚を一緒に感じた。
当の本人(娘)は、どうかな。
現金の支払いをこの国に来てからなかなかする機会がないので、今日はATMを探して現金の支払いでお金のやり取りを実感したのはわたしだ。
お金は数字の動き。
「三椏(みつまた)」や「マニラ麻」といった植物繊維を特殊加工して作られる高級和紙や「アルミニウム」「白銅・青銅」「亜鉛・ニッケル」などの金属素材のそんな手触り質感の感覚からデジタルな数字の動きに替わっていたことにも。
帰り道は歩いた。

いろんな花が顔を出している。
花の名前は全部言えないけれど、知っていると嬉しくなる。
by citron